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Shimanoスピニング
ヴァンキッシュの説明。

 シマノ製スピニングリールは、2012年ごろから二種類のコンセプトをもとに
開発・販売されています。

シマノのリール、ヴァンキッシュの説明

 それまでのシマノの最高峰、ステラを代表とするコアソリッドシリーズ
ヴァンキッシュを先駆けとし最高峰とするクイックレスポンスシリーズ
 そんな、もう一つの最高峰スピニングリール(Vanquish)を紹介しましょう。





そもそも、
「クイックレスポンス」・「コアソリッド」って何?

 〜2012年までは、高剛性ラインローターの適度な慣性による、シットリと
感じる巻き心地を特徴としてきたシマノのスピニング。 簡単に言うと、回転を
始めた物体は別方向の力が加わらない限り無限に回転する…と言う難しい
イメージで、高性能・高精度なシマノだからこその技術でした。
 2008年ごろからダイワではZAION製ボディをローターにまで採用初め
EXISTでは超軽量ZAIONローター(エアローター)による、軽く巻けるリール
となってきました。
 (・ω・ )う〜む…シマノはシットリ(悪く言えば重い) ダイワは軽々回転…
(悪く言えばカラカラ)なイメージはよく言われました。
 2012年になるとシマノのダイワ攻略の戦略(考えすぎ?)で、今までの路線
に加え、軽いローターで軽く回す「クイックレスポンス」シリーズを導入。
 その先駆けがヴァンキッシュ2012。 今回紹介するヴァンキッシュ16は
登場から4年を経て
更なる進化をしているリールなのです。

シリーズ リールの特徴(抜粋) 代表リール
CORE
SOLID

適度な慣性を持つ高剛性ローターが生み出す
「しっとりとした質感のある回転フィーリング」が特徴

STELLA
TWIN POWER

QUICK
RESPONSE
軽量コンパクトな低慣性ローターが生み出す
「巻だしの軽さとリリーング感度」が特徴。
VANQUISH
STRADIC SEPHIA
SOARE  CARDIF

 ダイワの軽い巻き心地を追随してきた感じのあるクイックレスポンス。
 Vanquishの意味は、征服する・打ち負かす・攻略する…などの意味を
持っています。
 ヽ(´Д`ヽ)(/´Д`)/ シマノが本気でやってきた〜!!とDaiwaファンな僕は
あわてふためいております。
 これで、ダイワが慣性で巻くリールシリーズを出してくると面白いと思うん
だけどなぁ〜。 (2016/8記載)




ヴァンキッシュの外観を眺めよう

 外観は12シリーズがボディはブラック、にスプール廻りがシルバーだった
のに対し大きく変わり、ボディがシルバー系。 スプール廻りが濃紺色系の
カラーになっています。
 外観の高級感はステラ・イグジストに及びませんが、外観は好みも大きい
ので何とも言えません。
 奇抜な本体カラーを使用してないので
無難にカッコいいと思いますし、
キン★キラ★とかカーボンで「ゴツゴツ」なイメージでは無く、曲線を品良く
取り入れたフォルムです。

※拡大:リールの拡大画像を表示。
スピニングリール、ヴァンキッシュの画像

 登場以来、超軽量化リールでビックリしたものですが、新ボディになった
ヴァンキッシュは更に軽量化に磨きをかけています。

VANQUISHの重さを比べる : 単位g
モデル 1000 C2000S 2500S C3000 4000
2012モデル 160 160 185 195 240
2016モデル 155 155 180 185 230
 
 16では内部のギア配置も見直されました。 G-FREE-BODYと言う新型
ボディでウォームシャフト(スライドするシャフト)を上部に移動。
 これは同じ重さでも、リールを握る手の部分より離れると重く感じますが
それを重心に近づける事で軽く感じる効果があります。
 良く言われるのが、ロッドの全体自重が軽くてもロッドのブランク(本体)が
重ければ前にある分よけいに重く感じます。 ロッドで、根元側にバランス
ウェイトを入れた方が軽く感じるのと同じです。

 φ(^ω^) リールの重心はフット(足)部分だけずれており、重心が手元に
寄る事で、体感重さの減少とロッドを振り抜いたときや、ロッドの操作時には
より軽く感じると思います。
 
軽さへの「コダワリ」を感じるリールですな〜。

※拡大:リールの拡大画像を表示。
シマノのスピニングリール、ヴァンキッシュの画像
 
 外部も大きく変更されたヴァンキッシュですが、リールの心臓部では
NEW低摩耗ローラークラッチやSダイレクトギア、ハガネギア、マイクロ
モジュールギア…が新たに採用されました。

 今回のヴァンキッシュ16は単なるモデルチェンジで細部を改良と言うより
は、
全く新しく開発されたリールとも言えます。 
 ^-^)ノ~~ 本気なモデルチェンジを感じますね〜♪



ヴァンキッシュ16、その他の改良点

リールの細部写真
 軽量のCI4+のハンドルが装着されています。 個人的にはアルミ
マシンカットの方が強度的に安心。 ダイワの数機種にも同じようなデザイン
のハンドルもありますがアルミ製です。 ゆっくりとした力には強そうなCI4+
ですが、瞬間的な衝撃力も加わる可能性があるパーツだけに、アルミの方が
良いかもと思えるパーツでもあります。 (形状は好き嫌い判れそう)
 ヴァンキッシュでも大物用リール(3000〜)には、従来のタイプが採用で
強度面は安心です。

 ハンドルノブ部分も変更。 濡れた手でもシッカリとホールドするラバー製
なのですが、個人的にはダイワなどのZAION取手が好きです。
 ラバー系は数年で劣化して、ネバネバしてきます。 擦っても綺麗にならず
結果、エタノールなどで剥ぎ取る事に…。 ヾ(´ε`;) まあ、好みですね〜。
 ちなみに、ハンドルの価格はパーツ表で1000円(税・送料別)ほどなので
消耗品と割り切れば問題はありません。

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 ≫SHIMANOパーツ注文、修理の流れの説明(シマノサイト)



 写真右は新型NEWマグナムライトローター。 ダイワはZAION素材
を極限まで肉抜きして軽く仕上げているパーツで、シマノでは慣性を利用
するとすれば安易な軽量化はできないパーツ。
 しかし、巻く軽さを追求するクイックレスポンスシリーズなのでCI4+使用で
軽量化されました。 左右非対称の形状となり剛性も従来比+30%増加。
 「巻だしの軽さ」に更に磨きをかけたパーツと言えます。
 (12シリーズよりも、-14%の慣性低減を実施)
 
 ローターを逆回転させるストッパーレバーも無くなりました。 シマノ
説明では水、ゴミ、異物の侵入を防ぐとありましたが、使わない人も多い
ので無くてもいいのかもしれません。 多少なり軽量化にもつながりますし
リールの構造がシンプルになります。 ステラでも無くなったパーツです
ので、投げ釣りなど以外のリールでは、これからは減ってくると思います。

リールの細部写真
 スピニングリールの性能で重要なライン巻き取り周りでは、アルマイト層
を厚くすることで耐摩耗性を増したスプールリング。 ドラグ調整の容易な
ノブの大型化。 ベール開き角度の拡大。 新形状ラインストッパーなどが
新しく変更されています。


ヴァンキッシュ16の基本性能

 Vanquishの機能紹介です。(2016年現在の最新機能が導入)



ヴァンギッシュ16のカスタム性

 このクラスのリールになると、中堅リールで良くあるベアリング追加などの
お手軽カスタムはありません。 後付けパーツなどを付けるのは自由ですが
個人的には
純正の状態がベストと感じるリール。

 ヾ(´ε`;) 定価で54500円もするリール。 カスタムよりはメンテナンスが
重要なのですが、このメンテに関しても以前の様に気軽にドライブギアに
給油が出来る給油口も無くなり、過剰メンテを必要としません。
 シマノのサイト≫アフターサービス≫メンテナンス動画(スピニングリール)
では本体内部まで分解してグリスアップする動画説明がありますが、決して
ユーザー自身で分解をする事は推奨されていません。
 なので取扱い説明書の範囲(自信がある自己責任の範囲)のメンテナンス
だけにしましょう。
 僕はもっと単純なリールで、((゚Д゚))組み直せんッ…の経験があります。
 定期的にメーカーにメンテを依頼するのが正解と思いますが、自信がある
人や経験のある人は自己責任でしても爆発はしません。

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 ちなみに、組み直せなくなったリールは、1式メーカーに送って戻って
来ました。
 ≫SHIMANO-ダイレクトサービス (シマノサイト)



ヴァンキッシュ16を評価してみよう〜!

 シマノの「もう一つの最高峰」とも言えるヴァンキッシュですが、価格帯別の
性能を比較してみるとその独自路線が見えてきます。

 グラフの内容:データについて。 (2016/8現在)
 ◆比較機種はダイワとシマノの主要スピニングリールを抜粋。
 【ダイワ】
 カルディア・ルビアス・セルテート・イグジスト・月下美人・イグニス・プレッソ
 【シマノ】
 カーディフ・ソアレ・コンプレックス・ツインパワー・ストラデック・ヴァンキッシュ
 ステラ
 ◆比較型番は2000番クラス程度(周辺)としました。
 ◆価格はメーカーのカタログ値(定価)です。

 
 回転軸をスムーズに回すパーツのベアリング。 シマノが必要と感じる部分に
全て入れているステラですが、無駄に入れ過ぎると重くなり、少ないと回転性能
と耐久性が劣ります。
 BBの個数は凄く単純に(多い=高級機種)の構図となっているので、グラフに
してみると次の通り。(BB+ローラー)
各社のスピニングリールのグラフ
 2000番程度の機種でBB個数だけ比べるとダイワ最高機種EXISTと同じです。
 ベアリングが多ければ多い方が性能が良いとは言えず、ベアリングを入れる
べき部分にカラーを入れて節約するのがダメなのです。 なので、単純に個数
だけを比べるのも無理がありますが、あえて単純に比べてみると同じです。
(Vanquishは番手で多少の差あり)
 イグジストより軽くても、ベアリング数が少ないとアルミカラーとか樹脂カラー
が多いからでしょ〜と言われる疑念を払拭したのでしょうか。
 (-ε-; さすがシマノ。 リール作りに手抜きはありませんね〜。


 一時期、軽い=感度・操作性全てにおいて有利になると言われて、一気に
軽量化へと進んできたスピニングリール。
 リールの本体重量も比べてみましょう。
各社、スピニングのグラフデータ

 (;゚Д゚)σ や、やられてますダイワさんッ。
 こうしてグラフにしてみると軽量化を推し進めてきたダイワでしたが、逆襲
されてきた感じがします。 軽いリールは全てシマノが抑えています。
 耐久性が落ちているとか、強度が不安とかギアの精密性が…などの言い訳
をすると、昔のシマノを思い出すので軽さ対決ではシマノに軍配があるように
思います。 ≫ Shimano vs Daiwaアンケート2015はこちら



ゝ(`・ω・´)ノ ヴァンキッシュのマイナス点数は…
 ハッキリ言ってありません。
 かなりダイワひいきの僕から見ても、今回のヴァンギッシュは完成度も高く
リールとしてのコンセプトを強く感じますし、グラフにしてみても単独で
ポツンとある孤高の★(周辺にないライバルが無い)みたいになってます。
 まあ、メーカーはどう思うのかは不明ですが、vsイグジストなリールだと
強く思います。
 本体を軽くしてベアリング個数を同じとする。 シンプルに比べられる性能
だけに大事な性能ですし、高いリールとはいえダイワの最高級イグジストより
遥かに安いです。 あくまで定価比較として、グラフ使用の機種では21500円
もの差がありました。(定価ね) これは、中堅リール位なら買えちゃう値段で
イグジスト1個=ヴァンギッシュ+リール1個と思われちゃうと、凄い差がある
リールと思います。

 余談になりますが、TV番組で有名バイオリン演奏家、クラッシック関係者
が、名機のストラディバリ(25億だったかな)と練習モデル(25万円位)の
音比べをして何と大半が安いモデルがストラディバリと間違えました。
 (目隠しで同じ演奏家が同じ演奏曲を奏でる)
 その時の言い訳が、音響がスタジオなのでダメだ。 実際に弾くと判る!
などでしたが、主役は演奏家では無く聞く人なのでプロが聞いて判らない
なら性能に大差はないと言っても過言ではありません。

 リールもそうで、イグジストとヴァンキッシュを比べた場合、目隠しで回して
「どっちが良いリール?」と聞かれると判れそうな気がします。
 個人的にはリール外観はイグジストの方が好きで、高級感があると思うの
ですが高価なので外観が高級なのも当然で、性能に差が無いならお勧めは
ヴァンキッシュと言う事になってしまいます。

   シマノVSダイワのガチンコ対決だ
 
((゚Д゚)) この価格でダイワの最高級機種EXISTと比べても見劣りしない!
 Vanquishの名の通り、EXISTを「征服・打ち負かす」かもしれませんし、
各社スピニングリールの性能をワンランク上げる可能性もありますね♪


 =´ω`)ノ 総合評価は92点とします♪
 本当は93点としたいところなのですが、単純に値段が高いのです。
 性能が良いのでこの値段も納得なのですが、欲しくても買えない人も多いの
ではないでしょうか。 付属品のリール保護シールは安いので良いとして、
リール袋は使わない人も多いので別売りで価格削減しても良いかな。
 値引きが無理なら、通常メンテナンス1回無料券など付いてると、+2点なの
ですが… 無理?
 セラミック包丁なんか研ぎ直し無料券が付いてたりしますしね。
 定価では55000円程度以上するリールですが、価格=性能は高い次元に
あり、フラッグシップモデルに劣らない性能があるのでコストパフォーマンスは
良いと思います。

 初心者にお勧めNO1の、Daiwa-カルディアに対してShimano-ヴァンキッシュ
中級者以上にお勧めNO1のリールです。



 簡単スペック比べ (2016/07月)
リール機種 本体重量 ベアリング数 最大ドラグ 希望売価格
EXIST/1025 165g 12+1 2s 75,000
Vanquish/1000 155g 12+1 3kg 54,500
EXIST/2003C 170g 12+1 2s 76,000
Vanquish/C2000S 155g 12+1 3kg 54,500
EXIST/2508PE 195g 12+1 7s 77,000
Vanquish/2500S※ 180g 11+1 4s 56,700
EXIST/3012 235g 12+1 7s 79,000
Vanquish/C3000 185g 11+1 9s 56,700
 ギア比のみ変更されている機種とかもあり単純に比べられませんが、
あえて単純に並べてみました。
 ※一部機種でBBの数が違います。 違う部分はウォームシャフトの後部
の軸受部分。 何でBBでないのかは不明ですが、簡単にBB化可能な部位
ではありません。

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  Vanquish/1000PGS  小型ローギアで、メバル、渓流、エリアで活躍。

  Vanquish/C2000  メバル・アジング・バス…の基本となるリール。

  Vanquish/2500S  シーバス、チヌ、エギングなどで基本リール。

  Vanquish/C3000  シーバスなど遠投仕掛けのパワフルリール。

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